バンクーバーでビーガンであること
こんにちは。今日は学校関連ではなく、ビーガンについて話したいと思います。
ビーガンとは、動物性食品を全く摂らない人たち。 つまり、ベジタリアンのもっとすごいやつってことです。肉、魚だけでなく、卵、牛乳、チーズも食べない。
日本でどこまで広がっているのかわかりませんが、私の両親はあまり知りませんでした。
*ちなみに私はベジタリアンでもビーガンでもありません。
2018年の国の研究によると、35才以下のブリティッシュコロンビア州に住む人の40%くらいがビーガンかベジタリアンらしい。これは、カナダのなかでは一番高い数字で、バンクーバーの人が以下に動物愛が高い(?)健康に気を使っている(?)ことがわかります。
研究者は高い教育レベルのある人はビーガンとかベジタリアンとかになりやすいって結論づけているので、つまり、バンクーバーは他と比べて教育レベルが高め?ということなのかな?
ビーガンになった理由は人それぞれで、宗教や健康、環境問題のためなど。
ビーガンに関しては賛否両論ありますね。
いい面では、ストレスフリーになった、生活習慣病のリスク減少、デトックス効果。ある友達によると、ニキビが減ったとも。あとは、今すごい問題になっているClimate Changeを遅らせることができる。ビーフは肉の中で一番悪影響みたい。
悪い面では、必要な栄養の摂取がてきなくなる。たとえば、肉とか魚は毎日食べ過ぎはよくないけど、タンパク質とかは体に必要。これらがないと骨がスカスカになったり、疲れやすくなったり。それに、ビーフの輸出1位のアメリカや、2位のブラジルで肉を食べなくなったら、経済がうまく回らなくなる。
前のルームメートは色々と思うことがあって、ビーガンになったのですが、カットした後は体に変化が起こったみたいです。なので、栄養を補うために結構な量のビタミン剤を毎日取っていました。
これは去年の夏ごろにあったプロテスト。ダウンタウンのあるストリートを封鎖して、行進してました。ビーガンのプロテストなのか、ベジタリアンなのかはよくわかりませんでした。
ANIMALS ARE BEING NOT PROPERTY
つまり、動物にも生きる権利ややりたいことをやる権利があって、人間の都合でそれを剥奪してはならないと主張しているのです。考え方の違いですよね。
ここで、少しphilosophyのお話。
哲学者のJohn Rawls は A Theory of Justice(正義論)のなかで、Veil of Ignorance ということを前提に話しています。つまりみんな自分がどこの宗教、仕事、年齢、性別などに関する知識をすべて奪われた状態のことで、その状態で、法律とかルールを決めるのです。彼の視点からならば、究極、私がもし人間じゃない可能性がある時は、人間から食べられたくないから、動物も権利があるって主張しますよね。
しかし、Moral relativism によると、モラルは過去の歴史、文化や環境によって異なるので、決めるのは難しいとのこと。カナダでは、今はそうでもないけど、昔は大西洋面の州では漁業が非常に盛んだった。それに、カナダはビーフを年間13 Million tonnes生産しており、$17Billion もGDPに貢献している。14兆円くらい?
これを考えると、カナダ人は昔から肉や魚を食べていたので、今も続けることはモラルになります。
だから、つまりビーガンやベジタリアンにならなきゃいけないって意見を押し当てるのは違うと思う。
でも、ルームメートがビーガンだったこともあり、彼女とご飯行くときはビーガンレストランとかよく行っていました。バンクーバーには本当にビーガン/ベジタリアンのレストランが多いです。わたしはけっこう好き!全然余裕で生活できちゃう。また、普通のレストランでも、ビーガンとかのオプションがあるのはほとんどです。
日本に住んでたら、外食きびしくないかなってちょっと思いますね。日本というよりも、アジアのほとんどの国では生活しづらいと思います。まず、コンセプト自体の認知度が場所によってだいぶ低い。
ちなみにバンクーバーでの私のお気に入りは、Meet on Main
ここはすべてのものがベジタリアン用で、半分くらいがビーガン用。
ナイフを上からまっすぐ突き刺しているもくるので、いつもちょっとドキドキしちゃいます。
$15(1300円)くらいだけど、いつも半分くらいしか食べれず、持ち帰っています。肉じゃないけど、普通に満足感を得られる!
ミート大好きなので、完璧なビーガンやベジタリアンになる日は来ないと思うのですが、たまにこういうフェイクミートを食べることで罪悪感を減らしてます。
では。